お寺さんの柱掛けの納品を無事に終え
依頼主の方にも大変喜んで頂き、写真まで送って頂きました
ありがとうございました


さて、この柱掛けにも使用した金箔のことを少し紹介します
金箔は、漆芸や仏壇の製造にとって欠かせないものの一つです

日本の金箔はほとんどが金沢で生産されていて
全国生産の99％を占めています
この金沢箔は経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定されています

我が家では、金沢伝統箔　縁付箔の製造元
株式会社中村製箔所さんにお世話になっています

以前、職人さんの作業中の写真を撮らせていただきました
金箔製造工程の一部です
詳しくはこちら➡金沢箔の工程箔打ち機がならぶ工場

左:引き入れ 右:打ち前(小間打ち)

渡し仕事・抜き仕事

箔移し

左：縁付金箔1000枚　　　金箔は100枚単位で購入します
右：一枚ずつ和紙(切り紙)に挟まれています
　　金箔一枚の厚さは0.0001ミリメートル

箔押し作業の手順です
（写真をクリックすると大きくなります）
摺り漆をした箇所に、箔箸で金箔と切り紙を一緒に挟み金箔を運び
貼った後、切り紙を剥がします
その後は、綿で金箔を軽くなでて密着させます

漆の面に貼られた金箔は、鏡のようにとても美しいです