我が家では木地や乾漆の素地から塗り、蒔絵までの作業を

行っています

お父さんの代まではほぼ蒔絵だけの仕事でしたが
現在は塗りの仕事が徐々に増えてきて
特に乾漆の仕事の依頼が多く、仕事場の問題が出てきました

というのは、我が家には蒔絵部屋、上塗り部屋、木工場がありますが
蒔絵部屋では、蒔絵以外にも塗り、研ぎ、乾漆など色々な作業を

行っています

しかし、蒔絵の仕事はほこりを気にするため、ホコリの出る研ぎや
乾漆の仕事などを同時にすることはできません
また、仕事の内容が変われば道具も変わるので片付けや用意などに
時間を取られます
　　　　　　　　乾漆の布着せ作業の様子

そこで仕事置き場件、木材や工具などの置き場になっていた

中二階の物置を乾漆部屋にリフォームすることにしました

この中二階の高さは、140センチ未満の低い部屋で

よく頭をぶつけますが、隠れ家的な部屋が好きな旦那さんは

早速荷物をすべて出し、仕切りの壁なども取っ払い

約6畳ほどの空間を確保しました

入り口の戸の二枚戸を半分に切り四枚戸に変え入りやすくしました
中はまだ、むたむた(金沢弁：散らかった様子)です

これから、中の片づけや作業机、風呂(漆を乾かす棚)、道具の棚などの
準備をして完成です

隠れ家のお披露目はまた後日
腰を曲げての作業に腰が痛いといつものようにうるさい旦那さんです