曲げ物バレッタ　2014.05.28 : 漆職人のかぶれにっき

漆職人定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子）

by 漆職人夏子

我が家はバレッタを制作していますが
こちらも、木地からの一貫製作です

普通のアクセサリーと違ってバレッタは本体全体がカーブしています
そこで我が家では曲げ物で木地を作っています

桧の柾材の薄板を数日水に浸しておき、ストーブの丸みと熱を利用し
一気に曲げます
その後、丸い型に巻きつけておきます

型からはずし、一か月ほど完全に乾燥させます

乾燥後、ほどよき大きさにカットし
麦漆で２,３枚貼り合わせ好みの厚みにします
ゴムで固定し、漆が乾くまで放置します

乾燥後、表の形を成型し布着せをしてさらに強度を持たせます

シンプルな形のものですが
木地が出来上がるまででもかなり手間がかかっています

by urushisada | 2014-05-28 22:49 | 漆工芸品のお仕事 | Comments(0)

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