笙(鳳笙)に蒔絵　その2　　2016.08.23 : 漆職人のかぶれにっき

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漆職人定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子）

by 漆職人夏子

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笙(鳳笙)に蒔絵　その2　　2016.08.23

昨日のつづきです

桜に金粉を蒔いた後、金色に仕上げる桜には透漆を
ピンク色に仕上げる桜にはピンクの色漆を塗り込み
乾燥後、研ぎ出します

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その後、笙の頭全体に摺り漆を重ね
砥石粉と菜種油を指に付け磨き上げます

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笙(鳳笙)に蒔絵　その2　　2016.08.23_c0213599_22550196.jpg

その後、桜のしべと流水の上絵を弁柄漆で描き金粉を蒔きます
乾燥後、もう一度笙の頭全体に摺り漆を重ね
砥石粉と菜種油を指に付け磨き上げ完成です

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我が家では笙の頭部分のみの作業でしたので
笙として組みあがった時のバランスがわからないので図案には苦労しました

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納品後、お客様から笙を組み上げた時の写真を送っていただきました

組みあがった笙は形を翼を立てて休んでいる鳳凰に見立てられ
鳳笙（ほうしょう）とも呼ばれたいへん美しいです

お客様にも満足されたとのご連絡も頂き、良かったです
我が家に手がけさせていただきありがとうございました

是非、演奏されている姿も見てみたいです

by urushisada | 2016-08-23 23:22 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

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