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漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

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カテゴリ:漆工芸品の仕事( 206 )

ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11

ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20312485.jpg
我が家の唐草をデザインした作品です

うずらの卵の殻を使った卵殻技法で
細かく砕いた卵殻を一粒ずつ運びました
曲線をなめらかに見えるように気を配っています
ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20300574.jpg
ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20302537.jpg
ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20305869.jpg



ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20455166.jpg
小さなジュエリーボックス
「漆と桐の宝箱hanahako」卵殻唐草





ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20281491.jpg
ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20290165.jpg
ジェリーボックス「漆と桐の宝箱hanahako」 2020.04.11_c0213599_20293045.jpg
ご購入頂いたお客様が
結婚式にて使って下さりとても嬉しかったです

我が家では木地、塗り、蒔絵まで一貫した制作が行える為
オーダーメイドの漆蒔絵箱の制作を展開しています

by urushisada | 2020-04-11 23:15 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

古い和家具のリメイク 2020.03.19

我が家では古い和家具のリメイクもしています
古い蔵のあるおうちには、埃をかぶったお嫁入り道具の
和家具や長持ちが一つ、二つあるようですが
使いにくい、大きすぎる、開けずらいなど問題が多く
もったいないけど使われずにしまわれています
古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23331058.jpg
そんな箪笥と長持ちの修繕とリメイクを紹介します



古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23324163.jpg
まず、箪笥は表面の剥がれているところがあるので、
剥がせるだけはがします
長持ちはベンチにしたいということで
希望のサイズにするためにすべてバラしました

古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23333136.jpg
金具もすべて外して黒漆を塗り火にあぶり、
焼き付けるを3回繰り返しました
こうすることで古い金具も当時のものを
そのまま使用することができ錆防止にもなります
深い色合いでカッコ良い仕上がりです


古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23341210.jpg
箪笥本体は布はりをして補強し、
引き出しは拭き漆で仕上げでました
古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_21411974.jpg
古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_21413940.jpg


古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23344207.jpg
古い和家具のリメイク 2020.03.19_c0213599_23345917.jpg
長持ちベンチは上部に畳をのせ
手前に引き出す収納式にリメイク、
昔の雰囲気をそのままで
全く新しい家具として生まれ変わりました
実は机が下がってフラットになる仕掛けになっています

使われなくなった道具も手を加えアイディア次第で
素敵な品物になります

古い品物の現代にない用の美にとても惹かれます
知り合いの蔵を見せてもらうと
旦那さんと二人でワクワクしてしまいます
埃まみれで半壊れになっている品物が宝物もように見えます





by urushisada | 2020-03-19 00:20 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15

水引の工房「文福」様より
工房の表札のご依頼があり先日納品してきました。
表札は16センチ×16センチの朱漆の板に
線描きの蒔絵を施しました
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_01552839.jpg
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00585754.jpg
このデザインはデザインのお仕事をされている息子さんによるもので
水引をデザインした5本の線で描き
「ぶんぷく」ぷのまるの部分にも水引の梅結びを描きました
優しくゆるやかな印象のひらがなに
ローマ字をキリッと並べ、お互いを引き立ていて
とてもおしゃれなデザインだと思いました。

漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_01072026.jpg
普通は弁柄漆という赤っぽい漆で描くのですが
今回は朱色のベースに大変細かい筋を描くため、
見やすい白漆で描きました
一番細いところでは1ミリ強の中に5本の線を描きました

漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00281513.jpg
「外に掛けておくのがもったいなくなちゃった」
と文福さんに喜んでいただきました



漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00493410.jpg
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00482998.jpg
先週に今冬初めて雪らしい雪が降り積もりましたが
今週は反対にとても暖かく
もう冬はこのまま終わってしまいそうな気配です






by urushisada | 2020-02-15 00:23 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20

今回は漆の変わり塗りの技法の1つである
蜻蛉塗り(せいれいぬり)を紹介します。
蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20_c0213599_12470849.jpg
蜻蛉(とんぼ)羽根のような模様に見えるため蜻蛉塗りと言います。


蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20_c0213599_23375593.jpg
漆に溶剤を混ぜたものを一滴、水に落とします。

蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20_c0213599_23365509.jpg
水面に漆の模様が広がって行きます。


蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20_c0213599_23393165.jpg
模様をつける面を水面に静かに伏せると
漆の模様が付着します。


蜻蛉塗り(せいれいぬり) 2020.01.20_c0213599_23383470.jpg
軽く押さえて水気を取り金粉を蒔きます。

網目の細かさは漆と溶剤の割合によって違います
また、水槽の大きさ、水に落とす漆の量、そして高さ等
あらゆる加減の具合で変わるので、
まるで実験のように繰り返し、
理想の模様に近づけて行くので時間がかかります。

ふたつとして同じもののない模様
機械では出ない模様の面白さが感じられます。








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by urushisada | 2020-01-21 12:48 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19

この度、NHK交響楽団第一コンサートマスターの
ヴァイオリニスト篠崎史紀さんから頂いたご縁で
アンサンブル金沢の指揮者である田中祐子さんより
ご依頼を承り制作していました指揮棒ケースが完成いたしました。
指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23021994.jpg
指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23030197.jpg
赤、白、黒のコントラストがとても華やかで
また金のネームで全体がキリッとしまって、
品の良い品物が仕上がりました。

最初のご依頼の希望は「朱色のベースに白いユリ」
それを元にこちらで、図案を作成、
その後、お会いし品物を見ながらデザインの打ち合わせをしました。
その際のご本人様のご指摘が的確で
とてもセンスのある方なんだなと思いました。
そしてとても華やかな方なので、
その印象にそった品物の制作を心がけました。

指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23034846.jpg
そして、思いつきで専用の変形風呂敷を作ってみました。


無事に納品を終え、気に入って頂いた様子にひと安心いたしました。
末長くご愛用頂けたら幸いです。

ご縁に感謝いたします
篠崎さん、田中さん、ありがとうございました。




by urushisada | 2019-03-19 08:41 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23010076.jpg


田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23083657.jpg
葉っぱの一部に金粉を蒔き、乾燥後漆を塗り込み
乾燥後金を研ぎ出します


田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23095018.jpg

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23090821.jpg
花のしべと、名前を上絵しました。
名前を入れるのがご希望で、
花だけの時より英語の名前が入ると全体がキリッとしまりました。
この後、金を磨いてから、漆を摺り重ねて全体を磨き上げます。







by urushisada | 2019-02-17 23:56 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28

昨年から取り掛かっている
田中祐子さんの指揮棒ケースをご紹介いたします。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_23374549.jpg
ユリの花を卵殻で仕上げた後上塗りをし、乾燥後研ぎ出します。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_08210298.jpg
黒漆で葉の部分を描き上げます。
黒漆は時間が経つと透けるので
1回目はを灰墨を混ぜた黒漆で描きますが
灰墨を混ぜると多少灰色っぽくなるため
乾燥後、普通の黒漆で塗り重ねます。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_08225788.jpg
朱色、白、黒のコントラストが綺麗です。

写真や文では、順調に進んでいきますが
実際は考えている時間が長く
なかなか進んでいかないのが現実です119.png


by urushisada | 2019-01-27 23:53 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケースは蒔絵の工程に入っており
白ユリを卵殻の技法で表現しています
田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17265444.jpg
田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17270957.jpg
白漆を塗りうずらの卵の殻を貼っていきますが
卵殻の密度、粒の大きさなどの変化で陰影を付け
奥行きがでるように考えながら貼っていくのでとても時間がかかります

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17272629.jpg
うずらの卵の殻は、にわとりの殻よりも薄くきめが細かいので
綺麗に仕上がります
また、表裏がわかるように裏には墨を塗っておきます

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17282602.jpg
全て貼り終え乾燥後、花びら全体に白漆を塗り
卵殻を覆います
白漆は乾燥が早いと茶色に近づくので
時間をかけゆっくりと乾かします

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17295862.jpg
乾燥後、炭で研ぎ卵殻を研ぎ出します
この時研ぎすぎると卵殻の色が悪くなるので注意します
卵殻の厚みに近づけるため
白漆の塗り込みと研ぎを二度繰り返します

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17302912.jpg
卵殻の作業はとても気の張る作業でしたが
全て研ぎ終え完了しました
この後、葉を黒漆で描いていきます



●田中祐子さんの公式ウェブサイト



by urushisada | 2018-12-23 19:47 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06

今回、ご縁がありオーケストラ・アンサンブル金沢の
指揮者である田中祐子さんから
指揮棒ケースに蒔絵を描くご依頼を承りました。

田中祐子さんは、東京音楽大学指揮者卒業後
東京藝術大学大学院指揮者修士課程を首席で修了され
これまで数多くの交響楽団と共演され
海外でも活躍されている指揮者さんです。

●田中祐子さんの公式ウェブサイト


ご依頼の指揮棒ケース

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22292538.jpg
木地に布を着せて、下地を施してから塗りに入りました。

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22302588.jpg
指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22300341.jpg
ご希望は朱色ベースに白いユリの蒔絵で、これから蒔絵に入ります。

田中祐子さんが実際に指揮を振ったコンサートを拝見させて頂いたとき
とても、パワフルで華やかな印象でしたので
指揮棒ケースを「華やかさ」と「品の良さ」の
印象を大切に制作したいと思います。



by urushisada | 2018-12-06 19:08 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

炉縁の制作 2018.11.29

炉縁の制作の依頼があり
木地(桧材)から塗り、蒔絵までの一貫制作を承りました。

蒔絵のデザインは「松」で
よく見ないとわからない位がよいとのことでした。
炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23041199.jpg

炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23044982.jpg
黒い漆の上に黒漆で松を描くとき
漆に光が反射してとても見にくく苦労しました。


炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23052141.jpg
渋くいい雰囲気に仕上がり
お客様にも大変喜んで頂きました。

炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23054448.jpg
炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23061006.jpg
早速、お茶会を開いてお披露目していただき
私も一服頂いてきました。
制作中は、松の図柄が目立たなすぎるのではないかと心配でしたが
実際に炉に据えると控えめながら存在感があり、品もあってとても良かったです。






by urushisada | 2018-11-29 00:19 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

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