人気ブログランキング |


漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

<   2010年 07月 ( 17 )   > この月の画像一覧

「ヒノキ」風呂ならぬ「クサマキ」風呂

今日、お厨子の修理の仕事で扉の虫食いがひどかったので
木地から作り直すことにしました

修理の話は明日にすることにしてc0213599_23163014.jpg
本日は木地作りで出た「かんなくず」を利用したお話

材料は「クサマキ」
「クサマキ」とは「青森ヒバ」のことで
このあたりでは「クサマキ」と呼ぶらしいです

034.gif「青森ヒバ」は「木曽ヒノキ」「天然秋田スギ」と並んで日本三大美林のひとつに数えられています
青森ヒバは、天然樹木の中でヒノキチオールを最も多く含んでいるといわれ、湿気に強く腐りにくい特性を持っています

浴槽にも使われます

作業終了後、旦那さんが「かんなくず捨てんなや」と言って集め始めました
「どうするの」と聞いてみると
「クサマキ風呂や004.gif」と自慢げな顔で言いました
c0213599_23142830.jpg

このかんなくずをお風呂に浮かべて
ヒノキ風呂ならぬクサマキ風呂にするそうです
c0213599_23224271.jpg
とってもいい香りでした012.gif

いつも、かんなくずや小さい木っ端までとって置いてキャンプの時の
焚き火の種火に使うのですが高級材であるクサマキ(青森ヒバ)の
かんなくずは焚き火にはもったいないからと入浴剤にするとは!!

木が大好きな旦那さん016.gif
匂いまで使い切って木を楽しむとはナイスアイディア038.gif

「それ捨てんなや、乾かして焚き火に使うさけ」
そこまでしなくても・・・015.gif
by urushisada | 2010-07-30 23:51 | 我が家のこと | Comments(0)

林幽寺のお厨子の修理 その9 屋根下地付け2

急ぎの仏壇の仕事が続いていてなかなか進められませんでしたが
中断していたお厨子の修理の仕事を再開しました

今日は、更新してなかった下地付けの工程です
c0213599_031455.jpg
生漆、糊、砥の粉を混ぜ合わせた物に地の粉を入れ混ぜます(写真:左)
これで地の粉下地漆完成(写真:右)

c0213599_0401850.jpg
瓦を貼り付けた後の屋根に、この下地漆を全体に付けていきます

c0213599_0261328.jpg
下地付け後組み立てた屋根

この後、砥石で表面を研ぎ、サビ漆(漆と砥の粉を混ぜた物)を
2回付けていよいよ漆を塗っていきますが
その前に、他の部品の下地付けをしていきます

c0213599_103383.jpg
昨日、弓棚(下地途中の物を並べておく棚のこと)を新調しました
以前は洗濯物干し台を仮に使っていて洗濯物が干せませんでした
また使われるのかと心配していましたが、もう安心です042.gif

下の娘が「何、作っとるん ベットか?」と興味津々によってきて
横ボウを集めて「二段ベットや041.gif」と喜んでいました

この後、「早よ、降りんかい」と降ろされ、仕事が並べられ
娘は残念そうにしてました037.gif
by urushisada | 2010-07-29 23:50 | 厨子の仕事 | Comments(0)

祝! 漆教室 開店 

4月の漆三人展で知り合った方から
「拭き漆のやり方を教えてほしいと」ご連絡があり
一昨々日、我が家に見学にいらっしゃってお話をしました

そして、早速今日から漆教室を開催することになりました001.gif

実は、漆教室や蒔絵教室を前々からやってみたいと思っていたのですが
漆の工程は、少しの作業をして乾燥の繰り返しで何回も
通わないといけないし、また、一般の方はかぶれるので
簡単には教えられないなぁと思っていました

代用漆を使用すればかぶれないのですが
本物の漆を使わないことはやりたくないという、旦那さんの強いこだわりで
今まで、できないと思っていました

しかし、それでもやってみたいと言っていただき
旦那さんも私も大感激012.gif

今回は、持参されたタモ材のお箸とこちらで用意した桧材のお箸を
拭き漆で仕上げます
仕上がりのツヤにもよりますが五~七回程通っていただきます
c0213599_23212862.jpg
まず、木地をペーパーで肌を整えて1回目の拭き漆作業です
左:拭き漆作業の様子  右:拭き漆後のお箸

c0213599_23205942.jpg
とても、明るい方で和やかに作業が進みました041.gif
かぶれなければいいけど・・・ちょっと心配025.gif


これを機会に
「やりたい!」 という方がいれば大歓迎
かぶれてもいいという方限定ですが・・・

拭き漆、塗り、蒔絵、金継ぎ、アクセサリー作りなど
なんでもお好きなことに挑戦してみませんか034.gif

1時間1000円+木地代・材料費です
道具はお貸しします
木地持参でもOKです

きっと、あなたも漆の魅力にかぶれることでしょう・・・なんてね037.gif
by urushisada | 2010-07-27 23:55 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

うめぼし

日曜日だというのに旦那さんと、お父さんは朝から
超急ぎの仏壇蒔絵のお仕事があり、夕方までに仕上げていました

お疲れ様でした


夜、娘達がテレビで梅干を食べている場面を見ていて
どうしても食べたいと言い出しました070.gif
c0213599_22584522.jpg
写真左: 写真を撮るために待て状態
写真中: まるでスイーツでも食べているかのような笑顔
写真右: この酸っぱさがたまらない

2人とも梅干や漬物などが大好きです016.gif


―本日のうるしっこ― c0213599_2241872.jpg

一貫張り乾漆小皿

自家製梅干を和菓子風にのせてみました

フォークはタモ材拭き漆仕上げです
by urushisada | 2010-07-25 23:23 | 我が家のこと | Comments(0)

小物蒔絵

本格的な小物蒔絵を紹介します

絵のご希望は草花ということでしたので
朱の器にあったかわいらしい、優しい図を作ってみました

c0213599_0563759.jpg
写真左:漆で絵を描きます
写真中:金粉を蒔きます
写真右:毛棒で金粉を払うと漆で描いた所だけに金粉が着き絵が現れます

その後、充分に乾燥させ金粉の上にだけ薄く
漆を塗り金粉を固め、乾燥後金粉を磨きます
c0213599_18526.jpg
c0213599_1311552.jpg
仕上げの上絵を描きます
細く生きた線を描かないと蒔絵が台無しになります
息を止めて集中して、描いているので
話しかけるともの凄く怒られます

上絵には細かい金粉を真綿を使い蒔きます(写真右)

乾燥後、全体にすり漆をして、磨いて完成です
c0213599_1535145.jpg

いつもながら、旦那さんの丁寧な仕事の仕上がりは、とても感心してしまいます

「顔に似合わない仕事するね~」なんて、たまに言われています037.gif


お客様にも、たいへん気に入って頂き職人冥利につきました006.gif
by urushisada | 2010-07-24 23:55 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

「伝統工芸異業種職人塾」

旦那さんが昨日、今日と一泊二日で
「伝統工芸異業種職人塾」
という交流会に参加してきました

金沢市の伝統工芸に従事している若手職人と
意見交換や議論する勉強会です

もちろん、旦那さんの苦手分野で昨年も誘われたのですが
「わしは無理」とお断りしていました

しかし今年も声をかけていただき、お断りするわけにもいかず
参加することになり、いつものように2.3日前から
「行きたくねぇー」とダダをこねていました021.gif

ところが、帰ってくると
「なかなか面白かった」003.gifとご機嫌で帰ってきました

加賀友禅、桐工芸、加賀刺繍、木工などの
13人の若手職人さん達とお話してきたようです

「みんな若い人たちばっかりで、伝統工芸にあこがれて
この世界に入ったばかりの人などがいてビックリした」

金沢仏壇の業界では旦那さんが35歳でも若い方で
日頃から漆の仕事を「夢のある仕事」にしたいと言っている
旦那さんにとって、夢を持って入ってくる人がいることに
とてもうらやましく、とても刺激になったみたいです043.gif

どの伝統工芸も抱えている問題は似ていて、現状も苦しいようですが
若い人たちががんばっていることを知り、まだまだ捨てた物じゃない
もっと交流を深めて、金沢の伝統工芸を盛り上げて行きたいと
思ったみたいです 

しかし、しゃべる方はいつものようにまったくだめで
初日にはリーダーでみんなの前で発言することもあったみたいですが
「だめや、うまくしゃべれんかった」と言っていました

また、ただでさえ時代遅れなのに携帯電話のQRコードや
メールの話などで分からない話が良くあり年の差を感じたようです037.gif

―本日のうるしっこ―c0213599_224860.jpg

結婚する時に自分達で作った引き出物の「合鹿椀」 

仏壇以外の仕事をするきっかけになった第一号の器です

あの頃は若かったなぁ~012.gif
by urushisada | 2010-07-23 22:12 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(2)

海の日

早起きして海に出かけました
c0213599_1144525.jpg
「千里浜海岸」

ここは波打ち際を普通タイヤの車でも走ることが出来る海岸線で
車を横付けして遊べるので年に数回釣りや海水浴に行きます
c0213599_1244873.jpg
まずは、竿を出してキスを狙います004.gif
ここは遠浅なので遠くへ投げないと大物は狙えません
しかし、旦那さんの竿とリールはホームセンターの安物なので
いくら強肩(自称)の旦那さんでも無理037.gif

周りの人は竿を投げると「ビッュ」と音がしますが
旦那さんは竿を投げると「バタバタ、ガチャガチャ」
c0213599_1252025.jpg
c0213599_129955.jpg
したがいまして、釣れる魚は小物ばかり

でも、これがうまい!!041.gif

我が家の釣りはいつもその場で魚を食べます
今回は旦那さんがハイエース(愛車)の自作キッチンでキスのてんぷらを作ってくれました

娘達も大絶賛016.gif

今日は海の日、海水浴の人が増えてきたので
早々に釣りをやめて我が家も海水浴に
水着に着替える前にもうビショビショになっていたので
洋服のままでハイッテシマエ
c0213599_1355048.jpg
遠浅なので子供達でもどこまでも入っていきます
心配なので旦那さんが近くにいますが

楽しい一日でした058.gif

―本日のうるしっこ―
c0213599_14241.jpg

溜塗りの「竹の器」と「盛器」

海でそうめんを作りました
竹の器 大 に、そうめんを入れて
竹の器 小 を、お猪口にして食べました

そうめん、とうもろこし、天ぷら、ポテトフライをよそって
海でも漆を堪能しました
by urushisada | 2010-07-19 23:55 | 我が家のこと | Comments(0)

かんざし作り

連休ですが我が家はお仕事

今日のお仕事は、お正月に向けて
かんざしの新作の木地作りをしました
c0213599_23313825.jpg
一体型 (左)と 差込み型 (右) の2パターンです

c0213599_23355024.jpg

c0213599_2348760.jpg旦那さんは一体型の透かし彫り風の木地づくり

電動糸鋸でりんかくを切ります (左上)
すかしの所は手持ちの糸鋸で切ります (右上)

このすかし部分は図案の一部で蒔絵が入るとすかしが生きてくる予定です045.gif

c0213599_23424859.jpg
お父さんは差込み型のかんざしのくし部分を
竹を削りだして作りました

私は、もっぱら口出し係とその他のアクセサリーの
木地を糸鋸で切っていました
c0213599_23552353.jpg

その他のかんざしや帯留めブローチなどの木地です

写真は一部です。いつも木地はたくさん作っていますが
全部が完成するわけではありません

これから、あーだこーだとみんなで考えながら
がんばって仕上げていきます017.gif
by urushisada | 2010-07-18 23:55 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

狂言と能の初観賞

我が家は、小鼓の打つ皮の表と裏の、漆加工の仕事をしています
c0213599_0223114.jpg
(左:小鼓の表 右:小鼓の裏) (上:加工前 下:加工後)

こんなお仕事を、しているにもかかわらず
小鼓の本域の音色を聞いたことがなかったので
お能を、見に行ってきました

さすが、文芸、工芸の町金沢
お能がお手ごろな値段で観賞できる機会が年に数回あります

c0213599_0394762.jpg
石川県立能楽堂(左:能舞台  右:私が観賞した角度)


観客が数名で、めだってしまったらどうしようと思っていたら
客席は9割ほどうまる満席で、びっくりし

金沢市民の文化に対する関心の深さに感銘しました045.gif


狂言もお能も初めて見て
こんな感じだろうなぁ、と言う予想はまったくあてはまらず
どれもこれも、驚きでした

いや~、伝統文化は奥が深い026.gif

うまく説明できないので、是非一度ご観賞下さい006.gif
8月28日までの毎週土曜日開催してます


ところで小鼓の音色は、皮だけで打つ我が家の小鼓達とは
まったく違い、とてもまろやかな、ポン と言う音が
とても素敵でした (あたりまえか037.gif

カーン という、大鼓音色もよかったなぁ~012.gif
by urushisada | 2010-07-17 23:55 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

竹の器

c0213599_116457.jpg昨日で急ぎの仏壇蒔絵の仕事が仕上がったので今日は、竹の器づくりをしました

竹の器は前にもたくさん作ったことがあり、なかなか評判の良い器です004.gif

一年ほど前から乾燥させてある竹を器の大きさに切り、まっぷたつに割り、節を利用した器を作ります

大きいものや小さいもの、節が多い物などいろいろ、30個ほど割りました042.gif

このままでは、漆のくい付きが悪いので皮を剥ぎます034.gif

c0213599_12029.jpg
  親子で仲良く皮を剥いでいます037.gif

外側は皮を剥いだ風合いを生かして「ヘギ目」仕上げにします

c0213599_1531490.jpg

木地完成・・・ではありません

この後、漆を塗り重ねていくのですが、中の薄皮もむしらないと漆を塗っても剥がれやすいのです

明日は一日、薄皮むきです007.gif
by urushisada | 2010-07-17 02:00 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

リンク

カテゴリ

全体
我が家のこと
仏壇・仏具の仕事
厨子の仕事
漆工芸品の仕事
漆の材料・道具
展覧会
異業種交流

タグ

(186)
(153)
(134)
(107)
(101)
(98)
(79)
(78)
(58)
(53)
(49)
(43)
(34)
(33)
(23)
(23)
(21)
(20)
(19)
(9)
(5)
(4)

最新の記事

我が家の漆畑 2019.06..
at 2019-06-10 00:51
金沢の桜 2019.04.11
at 2019-04-11 22:15
春ららら市 2019.04.08
at 2019-04-07 23:42
指揮者田中祐子さんの指揮棒ケ..
at 2019-03-19 08:41
木工小屋の一日 2018.0..
at 2019-03-04 00:05

記事ランキング

以前の記事

2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
more...

最新のコメント

にゃん子さん コメント..
by urushisada at 00:28
先日、伝統工芸展を見に行..
by にゃん子 at 15:01
貴重な筆、入手できて良か..
by 蒔絵師masa at 16:30
胡さん こんにちは ..
by urushisada at 22:03
メールを教えていただけま..
by 胡 at 14:10

ブログジャンル

クリエイター
北陸

画像一覧