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漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

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小鼓 裏のお仕事 2011.02.28

前回小鼓の表の紹介をしましたが
今日は裏の紹介をします
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左;仕上がった物
右;革のままの状態

我が家には写真の右側の状態でやってきます
裏の漆を塗ってある部分を腰敷(こしき)と言います

縫い合わせの、革が盛り上がっていますが
この縫い目がわからなくなるようになるまで下地を付けます
が、下地は出来るだけ薄く!034.gif

鼓を打つため、下地がヒビ割れしないように強固に
でも、小鼓は長く革を使うため、
漆を「はがして」何度も作り直しができるような加工にしなければならないく
丈夫すぎてはがれないのは駄目!034.gif

革が収縮してしまうので
漆が乾く大事な要素 「シメをかける」(湿度を加える事)が出来ない034.gif

などなど、この他にも色々難しい注意事項があり
毎回、頭を悩ませています042.gif
by urushisada | 2011-02-28 23:07 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

木工場 漆の発信源 2011.02.27

昨日につづいて木工場の紹介です
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この木工場は三年前にリフォームをしたときに出た廃材を利用して
旦那さんとお父さんの全て手作りで
車庫の中二階になるように作られています
そのために、リフォームの時にわざわざ地面のコンクリートを
掘り下げてもらい高さを確保しました034.gif

私はこの木工場を作ると言い出した時に、中二階なんて
素人では絶対に無理だと思っていましたが、なんと本当にほぼ廃材だけであっさり作り上げてしまいました
(旦那さんいわく、素人ではないらしい037.gif

木工場の広さは五畳ほどの広さで高さは六尺の材料が立てれる位の
小さい部屋で、家具などの大きな物は組み立てられませんが
漆器の木地などは充分に制作できます

中に置いてある道具を紹介します
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左:一番利用頻度の高いスライド丸ノコ
 使いやすいようにテーブルを自作で延長しました
右:板を薄く挽いたり、縦挽きの時に使用する、帯のこと
 アクセサリー作りには欠かせないベルトサンダー
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左から、糸鋸、トリマー、木工旋盤
この木工旋盤ではアクセサリーの球体の木地を作っていますが
現在故障中で、使えません
球体の木地は前に作ったものが少ししか残っていないので
早く直してまた作ってちょーだい041.gif

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そして、カンナやノミなどの手工具も少しづつそろえています

この木工場が、我が家の漆の魅力の発信源です006.gif
by urushisada | 2011-02-27 22:49 | 漆の材料・道具 | Comments(2)

木工の世界 2011.02.26

今日は、「新しいもんを作る」と旦那さんは、木工場で仕事
c0213599_23394899.jpg

旦那さんの木工は、独学です
色々な本を読んで、自分なりに研究していました

そして毎年、少しづつ道具や材料を増やしてきました

決して本職の技術にはとても及びませんが、
我が家の乾漆や挽き物以外の品物は、ほぼ旦那さんの作った木地です034.gif


-今日のお言葉-

最も美しい線は
削り進んでゆく間に一度しか訪れない
削り足りなくても駄目
削りすぎても駄目

木工芸の人間国宝、故 黒田辰秋のお言葉

今日、偶然にテレビを見ていたら出てきたお言葉で
旦那さんに聞いてみると、「おー知っとるよ」とのことでした

旦那さんは黒田辰秋の作品もよく知っているようで
「木工の世界で知らんもんは、おらんやろ(いない)026.gif」と言っていますが

え~旦那さんって木工界の人だったっの~037.gif


-本日のうるしっこ-
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「キハダ拭き漆はがき箱」

旦那さんが12年ほど前に初めての本格的に作ったものです
by urushisada | 2011-02-26 23:17 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

ハトコとスキー 2011.02.25

今日はいつも行っている
富山県「IOX」アローザスキー場へナイターへ
旦那さんのいとこ一家と一緒に行ってきました
 
行くまでの道中からもりあがる、はとこ4人組024.gif
スキー場では、我が家の娘達の年の近いお姉ちゃんと
仲良く子供同士でたくさんすべっていました041.gif

我が家の下の娘と3歳の弟ちゃんは意気投合
二人で仲良く手をつなぎ歩いていました016.gif

帰りの車でもお菓子を囲みながらまたまた盛り上がる、はとこ4人組024.gif

天気は雪とあいにくでしたが 
みんなでワイワイ、ガヤガヤたのしい時間を過ごしました
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by urushisada | 2011-02-25 23:54 | 我が家のこと | Comments(0)

小鼓 表のお仕事 2011.02.24

今日は、小鼓の仕事をしました
c0213599_0582850.jpg

左;表、仕上がった物    
右;表、まだ仕事をしていない皮のみの状態
 
小鼓は馬の皮で出来ています034.gif
   
鉄の輪に竹の皮を巻き馬の皮を張り 
裏で縫い合わせてあり漆で下地をして固めてあります

写真の一番外側の細かい縫い目を千綴(せんとじ)と言います   
その内側に六個の穴、調孔(しらべあな) 
 
調孔の周りの花のような形に細工してあるので花形(はながた)と言います

真ん中の黒い輪は十六(じゅうろく)と言い
十六ヶ所糸で綴じてあり、その上を漆で固めてあります。



調孔(しらべあな)の周り縫い目、十六(じゅうろく)の縫い目を
固めて、かくすために漆が使われています034.gif

縫い目の高さまで、縫い目が目立たなくなるように漆で盛り上げ、仕上げます
縫い目は、凸凹が激しかったり、 
規定の位置ぎりぎりに縫ってあるものだったり
鼓1つ1つに個性があり毎回、思考錯誤して仕事をしています042.gif

鼓の漆の職人さんが少ないらしいので
もっと勉強して、より良い鼓を作っていきたいと思います040.gif

今日は我が家での工程の最後、「花形」の上塗りをしました
約2ヶ月間の仕事を終え、ほっとひと段落です


裏の説明はコチラ↓040.gif


by urushisada | 2011-02-24 23:22 | 漆工芸品の仕事

漆アクセサリー 「まめシリーズ」 2011.02.23

我が家の漆アクセサリーには
まめみたいに小さい「まめシリーズ」というのがあります
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1.5センチぐらいで、ちょっとかわいらしい漆アクセサリーです
その中で「夜の光」というアクセサリーが
よくリクエストを頂いて、我が家の一番人気の漆アクセサリーです

同じのと言っても手作りのためまったく同じには
作れないので一つ一つ全部違います

そんな「夜の光」に仲間が増えました003.gif

銀を使った「冬の光」です
なかなかしぶく仕上り、気に入っています

本当は「夜の光」の朱色版、「夕暮れ」も制作していて
3つ一緒に並べたかったのですが
ちょっとアクシデント発生の為、
朱色を待っていたら、「冬の光」のシーズンが終わってしまうと思い

泣く泣く、先に金沢市東山 「玉匣(たまくしげ)」さんに
出してしまいました。残念021.gif

仕上がり次第、紹介します040.gif

-本日のうるしっこ-
c0213599_23263450.jpg
左: 「冬の光」
右: 「夜の光」
後、朱色の「夕暮れ」
と、その日の気分で3つのアクセサリーを
選ぶのはいかがですか043.gif
by urushisada | 2011-02-23 23:23 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

厨子 石膏型づくり  2011.02.22

今日はご注文いただいている
乾漆厨子の石膏型づくりを紹介いたします

今回の厨子は、天板と底板を木地で制作し
胴部分を乾漆で制作するので、胴部分の型を作ります

c0213599_23441658.jpg
左: 左右に胴回りの形の楕円の板をセットし、石膏をかけます
右: くるくるまわしながら金定規をあてて、左右の板より
   はみ出る石膏をこそぎ落としていきます

何べんも何べんも、石膏をまぜてはかけ、こそぎ落とす
この作業の連続 半日がかり
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ついに、つるつる玉子肌の石膏型が完成!!016.gif

この後、下地3回、麻布約10枚、下地3回と進み
その後、この苦労して作ったこのかわいい玉子肌の石膏型は
壊されて取り除かれてしまうのです

悲しすぎる・・・この別れは乾漆の時はつきもの007.gif

060.gif別れは~いつもついて来る~ 幸せの後ろをついて来る~
それ~が私のくせなのか いつも目覚めればひと~り~060.gif
by中島みゆき(わかれうた・昭和52年)

今回は私も好きな歌でドライブの時、よく聞いていました016.gif


我が家のホームページ上の乾漆厨子もご覧ください
http://www.sadaike.com/zusi.html
by urushisada | 2011-02-22 23:59 | 厨子の仕事 | Comments(0)

小ネタ集「時代おくれ」 2011.02.21

興味のないものは物はなかなか覚えられません
c0213599_1807.jpg
旦那さんは、パソコンのUSBメモリーがなかな覚えられず
「シャーペンの芯みたいなやつ」 
(シャーペンの芯のケースのこと)と言っていました
まあ、似てるけど045.gif

「iPod(アイポッド)」は、今よく売られている 
電気湯沸かし器(ケルト)の事だと最近まで思っていたみたい
ポットだけに・・・確かに045.gif
 
後、「地デジ」を「ジデジ」と今だに間違えて言っています
地上の地ではなく、地面の地045.gif・・・
いやいや間違えないから046.gif


我が家の旦那さんは36歳、自分の事を 「わし」 と呼び
流行の物には興味がなく、時代遅れの頑固者です

060.gif目立た~ぬよ~うに、はしゃが~ぬように
似合わぬこ~とは無理をせず~
人の心を見つめ続ける、時代お~くれの男に~なり~たい~060.gif
by河島英五(時代おくれ・昭和61年)
旦那さんの大好きな歌です
歌のような男になりたいんだそうです・・・037.gif
by urushisada | 2011-02-21 23:32 | 我が家のこと | Comments(0)

製図  2011.02.20

お椀などの木地を挽き物師さんにお願いする時
形の製図を引いて注文します

思いのデザインを平面で表すのはとても難しく
立体に仕上がった時のイメージを思い浮かべながら製図を引きます
c0213599_0212748.jpg

この製図を元に職人さんと細かい打ち合わせをして
こちらのイメージを伝えます

仕上がりが楽しみです
by urushisada | 2011-02-20 23:59 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

金沢の木地屋さん 2011.02.19

今日は金沢市内の挽き物師さんのお宅にお邪魔してきました

昔ながらの町家づくりのお宅で
とても趣がありすてきなお宅でした

小さい頃蒔絵師以外では、大工さんになりたかった旦那さんは
木のたくさん使ったお家が好きで
特に昔ながらのお家が大好き、かなりテンションが上がっていました

帰り際は「昔のいい品物があるから今度ゆっくり見にきてください」
と誘って頂いたので今度またゆっくり見学させて頂こうかと思っています

詳しくはその時また紹介します


-本日のうるしっこ-
c0213599_0274613.jpg

左;「けやき拭き漆仕上げ」 ペンダント
真ん中;「溜塗り」ペンダント
右;「栃のちじみ杢拭き漆仕上げ」ペンダント

木地屋さんにちなんで
木目の見える素朴なペンダントです

ちょっと地味な感じですが
付けてみると雰囲気のいいペンダントです
by urushisada | 2011-02-19 23:50 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

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