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漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

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柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27

前回その弐で下地付けを紹介しましたが
漆の下地は、となりあう面は一度に付けることはできません
角がきれいにでないためです

したがって、柱掛は3箇所(表面、側面、角面)に分けて
作業を行います

それぞれ、地の粉下地2回に錆下地1回の計3回
だんだん粒子が細かくなるよう下地を付けていきます

そして、次の下地を付ける前には、必ず「下地砥ぎ」をします
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地の粉下地を砥石で「空砥ぎ」している様子です
地の粉下地は非常に堅いので砥石で空砥ぎをすると、かなりうるさいです
ガラガラ・・・
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しかも、2人でやると2倍うるさい ガラガラガラガラ・・・
この後、次の下地を付けます

3箇所×下地3回 なので下地の工程には
最短でも9日間必要ということになりますが
漆の仕事で大事なことは、急がないこと
下地が十分に乾燥してから次の下地を付けることです
漆がしっかり乾燥するには数日かかるので
日数の間隔を置けば置くほど、いい仕上がりになります


卒業旅行前に下地の工程を終えておいて
旅行中にしっかりと乾燥させておき、下地の仕上げ「水砥ぎ」に入ります
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錆下地を砥石に水を付けながら砥いでいきます
文字部分には細い砥石で丁寧に砥ぎます
水砥ぎは、うるさくないです  シャカシャカ・・・

この水砥ぎはとても重要な工程で
これをすることで下地の表面が滑らかになり
また、この時にほぼ仕上がりの凸凹が決まります

次からは、塗りの工程に入ります
by urushisada | 2013-03-27 01:07 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

ハイエースの旅 <四国一周編 -道後温泉->2013.03.24

四国最終日
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四万十の宿付近で四万十川河口を望む
源流で触った水はもう海にたどり着いたかな

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ロフトより四万十川を望む

旦那さんが昨夜、電卓片手に地図とにらめっこして考えたルートは
四国最南端足摺岬、宇和島、道後温泉、しまなみ海道を渡り本州へ
しかし娘たちが、お宿を超気に入ったため
10時ギリギリでチェックアウト
しまなみ海道を日があるうちに渡り瀬戸内海の景色を見せたいので
泣く泣く足摺岬は諦めました

途中、宇和島でみかんや真珠などを見て、道後温泉へ
この日はバケツをひっくり返したようなどしゃ降りで
豊後水道の景色は楽しめませんでしたが
松山につく頃には雨はあがっていました

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実は私は密かに道後温泉本館を楽しみにしていました
外湯の道後温泉本館は、アニメ「千と千尋の神隠し」の
モデルになった建物で、実際の建物にどれだけ似せているかなど
とても興味がありました
入ってみると「ここ、あの場面の部屋じゃない?」と
娘たちより私の方が楽しんでしまいました
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お風呂上がりは、ハイカラ通りを散策
ゆずジュースを飲んだり、お店を見たり楽しみました

そしてついに四国最後のしまなみ海道へ
ところが、松山市内の道路が結構混んでいて
なかなか市内を抜けることができず、日が暮れ始めてきました
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夕日を見ながら瀬戸内海沿いを走り
ようやくしまなみ海道についた頃にはもうほぼ日が暮れていました
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なんとか一本目の橋は薄っすら明るかったのですが
すぐに、真っ暗になってしまいました
とっても残念そうな旦那さんに、娘たちは
「薄っすら見えるし、夜景も綺麗だよ」と言ってくれました

橋を渡るとき娘たちは「さよなら、四国003.gif」とお別れのあいさつ
こうして四国の旅は終わりました

が、まだ旅行は2日残っています
夜の内に、姫路まで一気に進み
19日は遊園地「姫路セントラルパーク」を楽しみ

最終日の20日は娘達のたっての希望で
長浜の町を散策と敦賀の昆布館見学

長浜は昆布屋さんがお目当てで、
昆布館はさまざまな昆布の試食ができるとで
なぜか、四国旅行を大好物の昆布で〆ました

今回の卒業旅行四国一周の旅は
走行距離約2000キロ
盛りだくさんの楽しい旅となりました

娘たちも帰ってきてから四国の絵日記を描くなどしていて
心に残った旅になったことでしょう

旅行前から夜遅くまでプラン決め
旅行中は深夜まで運転と
旦那さんお疲れ様でした 娘ともども感謝です016.gif
by urushisada | 2013-03-25 23:18 | 我が家のこと | Comments(0)

ハイエースの旅 <四国一周編 -四万十川その2->2013.03.24

四国カルストを後にしたハイエースは四万十川に戻り
下流へと向かいます

四万十川には欄干の無い橋がかかっています
これがあの有名な「沈下橋」です
増水時に川に沈んでしまうために
橋が流されたり壊れないように欄干がありません
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「岩間沈下橋を渡るハイエース」
沈下橋とハイエースを写真にとることも、この旅の目的の一つ
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ちなみに15年前の「岩間沈下橋とバイクと旦那さん」

四万十川には支流も含め47個の沈下橋が架かっています
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車一台がやっと通れるぐらいの幅なので歩いて渡った私は
猛スピードでやってきた軽トラにビビってしまいました

そして四万十川でカヌー体験
本当は娘たちに一人用のカヌー体験をさせてあげたかったのですが
インストラクターが不在のため、3人乗りのカナディアンカヌーに変更
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乗り始めは「これ絶対、ひっくりかえる008.gif」と怖がっていました
なかなかうまく漕げずにグルグル回っていましたが
しばらくで川をさかのぼって行きました
慣れた頃に乗せてもらいましたが・・・こわかったです002.gif

カヌーをたっぷり楽しんだ後は、お宿へGO
日頃どこへ行くにも、車中泊の我が家
今回お宿に泊まるのを娘たちはとっても楽しみにしていました
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このお宿は、四万十川の河口にある「四万十の宿」
娘たちの期待に答えようと旦那さんが何日もかけて探しあてた所です
ロフト付きのお部屋だということは内緒にしていたので
お部屋に入った娘たちは大興奮

そして、夕飯も「美味しい美味しい」と、大喜びでした
アオサの天婦羅、カツオのたたき、あゆの塩焼きなど
どれも絶品でした あ~幸せ012.gif
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四国2日目は四万十川源流から河口まで
四万十川を満喫した1日でした
by urushisada | 2013-03-24 23:59 | 我が家のこと | Comments(0)

ハイエースの旅<四国一周編 -四万十川その1-> 2013.03.23

旦那さんは15年ほど前バイクで四国一周の一人旅に出た時に
四国カルストや四万十川を訪れています
四万十川は源流から河口まで川添いをバイクで走っていて
今回もこのルートは外せないと
娘たちにも旅行前からかなりしつこく言っていましたが
娘たちは「なんやそれ」とつれない返事でした


四国2日目は朝6時に起きて「最後の清流・四万十川源流」へ
車中泊をした道の駅から約30分ほど林道を走り源流登り口へ
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15年前はこの道であっているのかと思うくらいの
細い砂利道の林道だったそうですが、舗装されていて
ハイエースでも快適でした

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登り口からは「源流まで25分」という立て札があり
本格的な登山道といった感じの山道を登っていきました
娘達もだんだん元気になり楽しいハイキングです

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30分ほど歩き源流点の碑がありましたが、その上にも少し流れがあり
娘たちは「源流もっと上やん」とつっこんでいました017.gif017.gif
四万十川はこここ不入山(いらずやま)の中腹、標高1200mを源流とし
196㎞後、大河となり太平洋へ流れ込みます

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源流で水を汲み、その水でご飯を炊きました
残りは、家のイモリへのおみやげ、水槽に入れます

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四万十川源流をあとにして40分ほど走り四国カルストへ
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初めて見るカルストの景色に娘たちは
「何やこれ!降ってきたん?生えてきたん?」
「すごい、すごい」と、大騒ぎ
道のすぐ脇の傾斜が きつい所が続く所では旦那さんの高所恐怖症が
また、顔を出し「こえ~、こえ~」と言いながら車を走らせていました008.gif

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こうして旦那さんが娘たちに見せたかった
四国の旅プランでのメインイベントである
四万十川源流、カルストは大好評に終わり
旦那さんは満足顔で四万十川を下って行きました041.gif
by urushisada | 2013-03-23 23:57 | 我が家のこと | Comments(0)

ハイエースの旅 <四国一周編 -うず潮・桂浜-> 2013.03.22

3月15日上の娘が小学校を卒業しました
あっという間の6年間でした

その晩から我が家は四国一周の卒業旅行に出かけていました
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出発の日は珍しく高速道路を走り一気に淡路島まで
明石海峡大橋を渡り車中泊
神戸の夜景が綺麗でした

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四国初日は大鳴門橋を渡りうず潮が見える「渦の道」へ
この「渦の道」は大鳴門橋の車道の下にある遊歩道で
海上45mの高さからうず潮が見れます

遊歩道に床がガラス張りのところが何箇所かあり
海が足元に広がり迫力満点です
高所恐怖症の旦那さんは娘たちに遊ばれていました
大鳴門橋を後にしてお昼ご飯に讃岐うどんを目指しました
釜揚げうどん、ざるうどん、しょうゆうどん生卵のせ(汁なしにしょうゆをかけたもの)
どれもとてもおいしかったです

この後も旦那さんの旅行プランはまだまだ続き
坂本竜馬のゆかりの地、高知の桂浜まで一気に進みました

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「坂本竜馬記念館」を見学する前に
「土佐犬センター」で土佐犬の横綱の土俵入りと闘犬の見学
とても迫力があり、娘たちの記憶にしっかり刻まれたようでした

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ちょいちょい旦那さんが、「予定時間大分すぎとるぞ」というのですが
娘たちは、桂浜で大はしゃぎ
あっという間に楽しい時間がすぎてしまいます
「坂本竜馬記念館」には閉館5分前に到着して残念ながら見れませんでした
次回のお楽しみということで・・・

その後、夕食の買い出しをして
四万十川上流まで移動し温泉にゆっくりとつかり
車の中でかつおのお刺身、豚肉ともやしの蒸し鍋などを作り
ゆっくり楽しみ車中泊

四国の一日目 徳島→香川→高知は
こんな盛り沢山な感じで終了しました
by urushisada | 2013-03-22 12:28 | 我が家のこと | Comments(0)

柱掛けのお仕事 その弐 2013.03.11

柱掛けのお仕事  前回の続き
「木地を固め」が終わったら和紙を貼ります
和紙は木地が割れてくるのを防ぐための強度補修と
木地がやせて塗りあがった後に木目が見えてくるのを防ぎます

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和紙に漆をよく浸透させるために
耳たぶ位の柔らかさまで水で伸ばした糊に漆を混ぜ
刷毛でこすりながら張っていくので
破れにくい美濃和紙を使います

しわが出来ないように、破かないように
木地から浮かないように貼らなければいけないので
和紙貼りはとても難しいです

乾燥後、はみ出した和紙や木地に接着していない和紙を丁寧に取り除きます
文字部分もきれいに剥がします
木地に接着していない和紙をそのままにしておくと
後で剥離の原因になります

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充分日にちを置いて乾燥させてから下地に入ります
木地が少し反っている為 ヘラで、真っ直ぐには下地を付けられません
本来修理なので反りの部分も平らにするのですが
今回は、文字の部分が彫られているため
反った板のカーブに合わせて下地をしました
by urushisada | 2013-03-11 23:58 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

柱掛けのお仕事 その壱 2013.03.06

2月の展示会でてんてこまいでブログの更新をあまりしていませんでしたが
1月から取り掛かっている、お寺さんから修理の依頼のお仕事を紹介します
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「柱掛け」と言う
お寺さんの柱に掛けるもので
お経が書かれている180㎝程ある板です

塗りがはがれていたり、浮いていたりしていています
ところどころ虫食い箇所もあります
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当初は浮いている箇所だけををそっと剥がしていましたが
浮いていないところも相当もろく耐久性がないと判断し
全ての塗りを剥がすことにしました
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この柱掛は膠と胡粉による下地をしている様でした
この様な下地は湿気に弱いため年数がたつともろくなります
湿気に弱いので、濡れ雑巾で湿布をし水分がまわったところで
刃物などでこそげ落としていきます
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全ての塗りを落としきれいになりました
木に水分が入ったので数日間よく乾燥させます
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乾燥後、古い木によく浸透するように
灯油で希釈した漆を塗り木地を固めました

この後、和紙貼り、下地、中塗り、上塗り、箔押しと進みます
by urushisada | 2013-03-06 23:59 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

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