漆職人のかぶれにっき

今日は旦那さんが入選した兼六大茶会展を見に

兼六園の時雨亭に行ってきました。

展示されていた部屋は、三面総窓で庭がよく見えるとても良い雰囲気の所で

来年は私も出品してみようかなと思いました。
　　　　　　　　　　　　　　

旦那さんの今日のお仕事は、仏壇修理の箔押しです。

仏壇の箔押しは、塗り師さんのお仕事です。

一枚の箔を持ち上げるだけでも難しく、私がやるとくしゃくしゃになってしまいます。

旦那さんは一生懸命練習してやっと出来るようになりました。

結構きれいにはれたなぁと思って見ていたら

｢あ゛～いいがにならん｣（金沢弁）と納得いっていないみたい。
写真は箔をはっているところ、これを綿でなでるとピカーンと鏡のように光ります。


そのかたわらで、私は乾漆厨子の石膏型づくりをしていました。

物が大きいのでちょっと大変でした。乾漆の説明はまた今度。
洗濯物を干しにベランダへ出ると
空が私を呼んでいた。

あ～仕事にもどりたくな～い。

ここ金沢は、昨夜から台風の影響で雨風がすごかったです。

小学校も前日から休校を決め、娘たちも大騒ぎで帰ってきました。

いったいどんな台風が来るのかと。心配していましたが。

うちは、窓からの雨漏り２箇所ですみました。



季節は、すっかり秋

というか、とっても寒がりな私は、毛布をひっぱり出してきました。

暑がりな娘たちと、一年中パンツ一丁の旦那さんは

暑いと言ってふとんから飛び出して寝ています。

冬がくるのがこわい



－本日のうるしっこ－

秋にちなんで、紅葉の作品
　
｢つた蒔絵｣ 乾漆喰籠（かんしつじきろう）

旦那さんの１３年前の作品です。