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漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

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蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30

蛭子神社様の八足案の下地と塗りをご紹介いたします
蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23441374.jpg
最初に木地固めをします
生漆に弁柄を混ぜ、木に吸い込ませ木地を強くします


蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23444544.jpg
布着せをします
麻布を漆で貼り合わせます
この布着せをすることにより接ぎ合わせた木地の補強や
角の補強になります


蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23453727.jpg
蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23460587.jpg
脚40本すべての布着せ作業はとても大変でした



蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_21195719.jpg
下地をします
漆に地の粉(珪藻土を蒸し焼きにして粉にしたもの)や
砥の粉を混ぜたものを下地として塗り乾燥後研ぐ
という作業を3度繰り返します
下地は隣り合わせた面を一度に塗ることが出来ません
なので天板全面に下地をするのに4回に分けるとになります
4回を3度繰り返しその間に研ぎという作業が入るので
大変手間のかかる作業だということがわかります
この積み重ねが堅牢な漆の下地を作りだします



蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23473235.jpg
荒い下地から始まり一番キメの細かい錆下地(漆+砥の粉)まで行い
下地の作業が終わります


蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_21163887.jpg
錆下地を砥石で水砥ぎをします
下地の凹凸を確かめながら平らに研ぎます
丁寧に研ぎつけると表面のキメが細かくなり
次の漆塗りの仕上がりもきれいになります




蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_23484982.jpg
蛭子神社様八足案、下地・塗り編 2019.12.30_c0213599_21280374.jpg
黒漆を塗ります
漆を塗っては乾燥後に駿河炭で砥ぎつけるのを3回繰り返します
こうして下地と塗りの作業が終了して次は蒔絵の作業に入ります

by urushisada | 2019-12-30 21:25 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3 2017.07.02

今年も早七月に入りました
三月にすす洗いを行った仏壇は、二ヶ月ほど乾燥させ
修繕の工程に入っております

仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01395165.jpg
まず金具の釘穴を全て木釘で埋めます

仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01400747.jpg
その後、漆に木粉を混ぜ合わせたコクソ漆や
漆と砥の粉を混ぜ合わしたサビ漆で
木釘部分や、その他の凹み部分を埋めます

仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01405085.jpg
次に、塗り直す部材を炭で研ぎます
今回は宮殿と蒔絵が描いてあるところ以外はほとんど塗り直しますので
炭研ぎにはかなり時間がかかりました
この炭研ぎには、漆研ぎ用の駿河炭という炭を使います
耐水ペーパーなどで研げば速いのですがまっ平らには研げません

炭研ぎについて詳しくは↓


仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01410441.jpg
次は炭研ぎした部分を、黒漆で中塗りを行います

仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01412566.jpg
仏壇のすす洗い・修繕のお仕事 その3  2017.07.02_c0213599_01424728.jpg
そして中塗りした部分をまた炭研ぎをしていきます
部材によってまだ平らにならないものは中塗り炭研ぎを繰り返します

旦那さんと私は急ぎの仕事に掛かっていたため
これまでの修繕の工程はほどんどお父さんに任せっきりでした
炭研ぎは地味ですが大変でとても重要な仕事です
本当にお疲れさまでした

今後は上塗り、金箔の押し直しの工程に入っていきます







by urushisada | 2017-07-02 02:24 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

金継ぎ・修理 2016.06.14

金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_21541395.jpg
春ごろに、旦那さん愛用の珠洲焼の湯呑を
盛大に割ってしまいました

そこで金継ぎの依頼の器と一緒に修理に取り掛かりました

金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_23311209.jpg
漆、のり、小麦粉を混ぜた麦漆(漆、のり、小麦粉)で
しっかり密着させます

金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_23355336.jpg
全部しっかり取っておいたはずの破片が一つ無く
三角の穴は、こくそ漆(漆、のり、ケヤキの粉)で形成しました

本来この作業から漆を下塗りして、金蒔絵の作業をするのですが
自分で使うものという事と
珠洲焼の質感とこくその質感が、よく似ているため
旦那さんが「こんでい、こんでい(これでいい)026.gif」と
早くも終了
金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_23531163.jpg
久しぶりにお気に入りのカップで飲めて満足げでした


金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_23253899.jpg
ご依頼の陶器の金継ぎの品物

金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_22240526.jpg
こちらは、ご依頼の漆のお椀の金継ぎ
陶器の金継ぎのようにあえて見せる修理をしました
粋な感じがして新鮮でした


金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_22410482.jpg
金沢も昨日、梅雨入りとなりました
畑の野菜たちは大喜びです

金継ぎ・修理 2016.06.14_c0213599_22400974.jpg
真ん中から葉っぱが出ている
面白いきゅうりを見つけました003.gif



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by urushisada | 2016-06-14 21:34 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

お仏壇の丸柱の制作 下地・塗り編  2016.02.29

前回ご紹介した仏壇の柱のお仕事の続きです

柱はとても長いので作業や乾燥させておく場所など
工夫が必要です

一日の一番最後に作業をしました

お仏壇の丸柱の制作 下地・塗り編  2016.02.29_c0213599_235771.jpg
下地を施し、砥ぐという作業を3回繰り返しました

左の茶色い漆の下地は空気に触れると、右の写真の色になります



お仏壇の丸柱の制作 下地・塗り編  2016.02.29_c0213599_23573041.jpg
3回黒塗りを塗りました


漆は、塗る面に油気が付いていると乾かないので
油を大量生産する旦那さんの手はとても気をつけなければなりません
旦那さんは上塗りの際は手袋必須です


この後、いよいよ蒔絵に取り掛かります


by urushisada | 2016-02-29 07:05 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30

お寺さんからのご依頼で金箔に黒漆文字の祠堂札を制作いたしました
祠堂札はお寺の本堂壁にかかっている板で法名などが書かれています

祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30_c0213599_1323696.jpg
下地、塗りを施した板に漆を摺る

祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30_c0213599_1351216.jpg
金箔を配ります

祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30_c0213599_212217.jpg
祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30_c0213599_159495.jpg
綿で軽く箔を押した後、撫でます


乾燥させたのち文字の大きさ位置を決め、あたりを付けます
この作業がとても大事です
いよいよ文字書きに入りますが、
金箔が光って良く見えず、電気の光が直接当たらない所で書くことにしました
祠堂札(しどうふだ)のお仕事 2016.01.30_c0213599_204993.jpg
塗り板ですと、字を間違えても拭いて書き直しが出来るのですが
拭くと金箔が剥げてしまうので、一発勝負で緊張が走ります031.gif
by urushisada | 2016-01-30 07:00 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

獅子頭の耳 2015.08.09

今、我が家には獅子頭の耳の塗りと修理の品物が来ています
獅子頭の耳 2015.08.09_c0213599_051169.jpg
靴みたいでかわいらしい形です
左が、木地の状態で新しく塗り上げる物
右が、修理です

獅子頭の耳 2015.08.09_c0213599_0363735.jpg
木地の方は、木地かための後、布貼りの作業をしました
この後、真ん中の部分も布を貼った後
下地を数回し、塗り上げます

獅子頭の耳 2015.08.09_c0213599_0572649.jpg
修理の方は、漆が浮いてしまった部分を剥がしてから
凹んだ部分を埋めて塗ります


また、おってご紹介いたします006.gif
タグ:
by urushisada | 2015-08-09 23:19 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

「rooms」出展 2014.08..30

今年2月に石川の伝統工芸フェア(2014.02.07のブログ
一緒に出展した皆さんとまた一緒に
「rooms」出展いたしますので
ご紹介いたします

「rooms」とは2000年より 年に2回
日本で最も早い時期に東京で開催される
ファッションを中心とした合同展示会 です

今回「工程アクセサリー」を出展いたします
少し改良しパッケージも品物に合わせたものにしました

    
 
rooms

2014 年9 月9 日(火)~ 9 月11 日(木)/ AM10:00 ~ PM6:00
国立代々木競技場第一体育館
〒150-0041 東京都渋谷区神南2-1-1

国内外のバイヤー・プレス関係者むけに開催されます
ご興味のある方はぜひ、ご来場くださいませ
お待ちしております



by urushisada | 2014-08-30 23:00 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

のり漆 2013.6.12

今日のお仕事は、糊漆三昧でした
のり漆 2013.6.12_c0213599_2358444.jpg
お父さんは、乾漆の品物に麻布を貼り
のり漆 2013.6.12_c0213599_011684.jpg
旦那さんは、乾漆ぐい呑みの麻布貼り
私はつづみに和紙を貼るためにと(写真とるのわすれましたぁ008.gif
三人それぞれ糊漆を使った作業をしました
タグ:
by urushisada | 2013-06-13 00:08 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27

前回その弐で下地付けを紹介しましたが
漆の下地は、となりあう面は一度に付けることはできません
角がきれいにでないためです

したがって、柱掛は3箇所(表面、側面、角面)に分けて
作業を行います

それぞれ、地の粉下地2回に錆下地1回の計3回
だんだん粒子が細かくなるよう下地を付けていきます

そして、次の下地を付ける前には、必ず「下地砥ぎ」をします
柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27_c0213599_144166.jpg
柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27_c0213599_151740.jpg
地の粉下地を砥石で「空砥ぎ」している様子です
地の粉下地は非常に堅いので砥石で空砥ぎをすると、かなりうるさいです
ガラガラ・・・
柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27_c0213599_1341973.jpg
しかも、2人でやると2倍うるさい ガラガラガラガラ・・・
この後、次の下地を付けます

3箇所×下地3回 なので下地の工程には
最短でも9日間必要ということになりますが
漆の仕事で大事なことは、急がないこと
下地が十分に乾燥してから次の下地を付けることです
漆がしっかり乾燥するには数日かかるので
日数の間隔を置けば置くほど、いい仕上がりになります


卒業旅行前に下地の工程を終えておいて
旅行中にしっかりと乾燥させておき、下地の仕上げ「水砥ぎ」に入ります
柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27_c0213599_154227.jpg
柱掛けのお仕事 その参 2013.03.27_c0213599_16172.jpg
錆下地を砥石に水を付けながら砥いでいきます
文字部分には細い砥石で丁寧に砥ぎます
水砥ぎは、うるさくないです  シャカシャカ・・・

この水砥ぎはとても重要な工程で
これをすることで下地の表面が滑らかになり
また、この時にほぼ仕上がりの凸凹が決まります

次からは、塗りの工程に入ります
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by urushisada | 2013-03-27 01:07 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

柱掛けのお仕事 その弐 2013.03.11

柱掛けのお仕事  前回の続き
「木地を固め」が終わったら和紙を貼ります
和紙は木地が割れてくるのを防ぐための強度補修と
木地がやせて塗りあがった後に木目が見えてくるのを防ぎます

柱掛けのお仕事 その弐 2013.03.11_c0213599_116243.jpg

和紙に漆をよく浸透させるために
耳たぶ位の柔らかさまで水で伸ばした糊に漆を混ぜ
刷毛でこすりながら張っていくので
破れにくい美濃和紙を使います

しわが出来ないように、破かないように
木地から浮かないように貼らなければいけないので
和紙貼りはとても難しいです

乾燥後、はみ出した和紙や木地に接着していない和紙を丁寧に取り除きます
文字部分もきれいに剥がします
木地に接着していない和紙をそのままにしておくと
後で剥離の原因になります

柱掛けのお仕事 その弐 2013.03.11_c0213599_261031.jpg

充分日にちを置いて乾燥させてから下地に入ります
木地が少し反っている為 ヘラで、真っ直ぐには下地を付けられません
本来修理なので反りの部分も平らにするのですが
今回は、文字の部分が彫られているため
反った板のカーブに合わせて下地をしました
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by urushisada | 2013-03-11 23:58 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

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