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漆職人 定池家の日常を口ベタな旦那さんにかわり、やんわりと紹介します。 (漆職人夏子)


by 漆職人夏子

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漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15

水引の工房「文福」様より
工房の表札のご依頼があり先日納品してきました。
表札は16センチ×16センチの朱漆の板に
線描きの蒔絵を施しました
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_01552839.jpg
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00585754.jpg
このデザインはデザインのお仕事をされている息子さんによるもので
水引をデザインした5本の線で描き
「ぶんぷく」ぷのまるの部分にも水引の梅結びを描きました
優しくゆるやかな印象のひらがなに
ローマ字をキリッと並べ、お互いを引き立ていて
とてもおしゃれなデザインだと思いました。

漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_01072026.jpg
普通は弁柄漆という赤っぽい漆で描くのですが
今回は朱色のベースに大変細かい筋を描くため、
見やすい白漆で描きました
一番細いところでは1ミリ強の中に5本の線を描きました

漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00281513.jpg
「外に掛けておくのがもったいなくなちゃった」
と文福さんに喜んでいただきました



漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00493410.jpg
漆の表札「ぶんぷく」 2020,02,15_c0213599_00482998.jpg
先週に今冬初めて雪らしい雪が降り積もりましたが
今週は反対にとても暖かく
もう冬はこのまま終わってしまいそうな気配です






by urushisada | 2020-02-15 00:23 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31

蛭子神社様の八足案の蒔絵を紹介いたします
蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21403173.jpg
蛭子神社にちなんで鯛のヒレをモチーフにした紋に貝を施します
貝を型をつかって切り出します
一つの紋にこのパーツが4こで
5台の八足案の紋が全部で44個×4で176個を切り出しました


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21410969.jpg
漆で貝を貼ります
乾燥後、貝の上に漆を塗り重ね貝と漆面の段差をなくします


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21420902.jpg
蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21425656.jpg
蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21480820.jpg
金具型を銀粉で施し、漆を塗り込み炭で研ぎ出します


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21502885.jpg
貝の上に金の上絵を施します

蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21445278.jpg
蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21454970.jpg
脚はみじん貝(貝を細かくしたもの)を蒔き、研ぎ出します
みじん貝はざくざくと凹凸があります
一度に厚みを付けて塗ると漆が縮んでしまうので
漆を薄く塗っては研ぎ出しを平らになるまで数回くりかえします
この作業は形も複雑な上、貝も硬く、40本もあるので果てしなく
お父さんがほぼ一人でこなしていましたが、
後半はへとへとになっていて大変な作業でした



蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21561522.jpg
今回天板5枚、脚40本、脚底板10個とたくさんのパーツがあり
湿風呂(漆に湿度70%以上を加えて硬化を促す棚)が
常にいっぱいでした


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_22031035.jpg
紋の上絵の金を磨きます


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_21583644.jpg
全ての部分を手で磨き上げます



蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_22010355.jpg
木地編でも紹介しましたが
天板と脚はホゾ加工で組み上げました


蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_22081717.jpg
蛭子神社様八足案、蒔絵編 2019.12.31_c0213599_22101428.jpg
ご依頼からおよそ1年をかけオーダーメイドで
木地から塗り蒔絵まで一貫制作をさせていただきました
重く大きな天板に、複雑な脚が40本と何をするにしても
大変な作業でしたがどの作業も大変勉強になりました
元々はこのブログを見てご依頼をして下さった方で
我が家では初めて制作する八足案でしたが
信頼してご依頼をして頂き本当に感謝しております

令和元年最後の納品がとても印象深いものとなりました

今年も大変お世話になりました
来年もよろしくお願いいたします
良き出会いがありますようにお祈り申し上げます




by urushisada | 2019-12-31 15:58 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19

この度、NHK交響楽団第一コンサートマスターの
ヴァイオリニスト篠崎史紀さんから頂いたご縁で
アンサンブル金沢の指揮者である田中祐子さんより
ご依頼を承り制作していました指揮棒ケースが完成いたしました。
指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23021994.jpg
指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23030197.jpg
赤、白、黒のコントラストがとても華やかで
また金のネームで全体がキリッとしまって、
品の良い品物が仕上がりました。

最初のご依頼の希望は「朱色のベースに白いユリ」
それを元にこちらで、図案を作成、
その後、お会いし品物を見ながらデザインの打ち合わせをしました。
その際のご本人様のご指摘が的確で
とてもセンスのある方なんだなと思いました。
そしてとても華やかな方なので、
その印象にそった品物の制作を心がけました。

指揮者田中祐子さんの指揮棒ケース 完成 2019.03.19_c0213599_23034846.jpg
そして、思いつきで専用の変形風呂敷を作ってみました。


無事に納品を終え、気に入って頂いた様子にひと安心いたしました。
末長くご愛用頂けたら幸いです。

ご縁に感謝いたします
篠崎さん、田中さん、ありがとうございました。




by urushisada | 2019-03-19 08:41 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23010076.jpg


田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23083657.jpg
葉っぱの一部に金粉を蒔き、乾燥後漆を塗り込み
乾燥後金を研ぎ出します


田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23095018.jpg

田中祐子さんの指揮棒ケース  上絵 2019.02.18_c0213599_23090821.jpg
花のしべと、名前を上絵しました。
名前を入れるのがご希望で、
花だけの時より英語の名前が入ると全体がキリッとしまりました。
この後、金を磨いてから、漆を摺り重ねて全体を磨き上げます。







by urushisada | 2019-02-17 23:56 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28

昨年から取り掛かっている
田中祐子さんの指揮棒ケースをご紹介いたします。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_23374549.jpg
ユリの花を卵殻で仕上げた後上塗りをし、乾燥後研ぎ出します。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_08210298.jpg
黒漆で葉の部分を描き上げます。
黒漆は時間が経つと透けるので
1回目はを灰墨を混ぜた黒漆で描きますが
灰墨を混ぜると多少灰色っぽくなるため
乾燥後、普通の黒漆で塗り重ねます。

田中祐子さんの指揮棒ケース 「上塗りと葉っぱ編」2019.01.28_c0213599_08225788.jpg
朱色、白、黒のコントラストが綺麗です。

写真や文では、順調に進んでいきますが
実際は考えている時間が長く
なかなか進んでいかないのが現実です119.png


by urushisada | 2019-01-27 23:53 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

仕事納め 2018.12.29

10月から取り掛かっていた仏壇蒔絵の仕事が仕上がりました。
仕事納め 2018.12.29_c0213599_23145119.jpg
仕事納め 2018.12.29_c0213599_23153016.jpg
仕事納め 2018.12.29_c0213599_23150932.jpg
仕上がった蒔絵をきれいに拭き上げ、仏壇店に納品し
今年の仕事納めとなりました。


今年一年ありがとうございました。
ご縁あったすべての皆さまに感謝申し上げます。

今年は、木工小屋を増築して木工の環境を整え
旦那さんが日本伝統工芸展で初入選したり
木工の活動も多い年でした。
来年も木地から塗り蒔絵まで
一貫した制作活動をさらに広げたいと思います。

来年もよろしくお願いいたします。




by urushisada | 2018-12-29 00:08 | 仏壇・仏具の仕事 | Comments(0)

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケースは蒔絵の工程に入っており
白ユリを卵殻の技法で表現しています
田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17265444.jpg
田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17270957.jpg
白漆を塗りうずらの卵の殻を貼っていきますが
卵殻の密度、粒の大きさなどの変化で陰影を付け
奥行きがでるように考えながら貼っていくのでとても時間がかかります

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17272629.jpg
うずらの卵の殻は、にわとりの殻よりも薄くきめが細かいので
綺麗に仕上がります
また、表裏がわかるように裏には墨を塗っておきます

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17282602.jpg
全て貼り終え乾燥後、花びら全体に白漆を塗り
卵殻を覆います
白漆は乾燥が早いと茶色に近づくので
時間をかけゆっくりと乾かします

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17295862.jpg
乾燥後、炭で研ぎ卵殻を研ぎ出します
この時研ぎすぎると卵殻の色が悪くなるので注意します
卵殻の厚みに近づけるため
白漆の塗り込みと研ぎを二度繰り返します

田中祐子さんの指揮棒ケース「卵殻編」2018.12.23_c0213599_17302912.jpg
卵殻の作業はとても気の張る作業でしたが
全て研ぎ終え完了しました
この後、葉を黒漆で描いていきます



●田中祐子さんの公式ウェブサイト



by urushisada | 2018-12-23 19:47 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06

今回、ご縁がありオーケストラ・アンサンブル金沢の
指揮者である田中祐子さんから
指揮棒ケースに蒔絵を描くご依頼を承りました。

田中祐子さんは、東京音楽大学指揮者卒業後
東京藝術大学大学院指揮者修士課程を首席で修了され
これまで数多くの交響楽団と共演され
海外でも活躍されている指揮者さんです。

●田中祐子さんの公式ウェブサイト


ご依頼の指揮棒ケース

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22292538.jpg
木地に布を着せて、下地を施してから塗りに入りました。

指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22302588.jpg
指揮者、田中祐子さんの指揮棒ケース 2018.12.06_c0213599_22300341.jpg
ご希望は朱色ベースに白いユリの蒔絵で、これから蒔絵に入ります。

田中祐子さんが実際に指揮を振ったコンサートを拝見させて頂いたとき
とても、パワフルで華やかな印象でしたので
指揮棒ケースを「華やかさ」と「品の良さ」の
印象を大切に制作したいと思います。



by urushisada | 2018-12-06 19:08 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

炉縁の制作 2018.11.29

炉縁の制作の依頼があり
木地(桧材)から塗り、蒔絵までの一貫制作を承りました。

蒔絵のデザインは「松」で
よく見ないとわからない位がよいとのことでした。
炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23041199.jpg

炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23044982.jpg
黒い漆の上に黒漆で松を描くとき
漆に光が反射してとても見にくく苦労しました。


炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23052141.jpg
渋くいい雰囲気に仕上がり
お客様にも大変喜んで頂きました。

炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23054448.jpg
炉縁の制作 2018.11.29_c0213599_23061006.jpg
早速、お茶会を開いてお披露目していただき
私も一服頂いてきました。
制作中は、松の図柄が目立たなすぎるのではないかと心配でしたが
実際に炉に据えると控えめながら存在感があり、品もあってとても良かったです。






by urushisada | 2018-11-29 00:19 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

笙「鳳凰」 2018.07.07  

雅楽などで使用される管楽器の笙の頭に 柏の紋と、鳳凰の蒔絵を施しました

笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_22412780.jpg
螺鈿や雲の部分を研ぎ出しています
下部のみじん貝は部分は凹凸が多いので薄く漆を数回にわたり塗り込みます


笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_22415734.jpg
羽などを細かく高上げをした後、粉まき

笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_23481207.jpg
尾に上絵を施しています
笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_23532521.jpg



笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_23525228.jpg
笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_23522020.jpg
上部は雲、下部はみじん貝を施しました
狭い笙の画面ですが鳳凰が広い空間に飛んでいるような雰囲気が出せればと思いました
笙「鳳凰」 2018.07.07  _c0213599_23514434.jpg
以前にご紹介した 笙に「柏に蝉」を施した方からの二つ目のご注文で
雰囲気を似たようにしてほしいとのご要望でした
そして、蝉にゆかりのある家らしく、今回も蝉をあしらい
二つとない、ご依頼主様のご希望に沿った品物を作ることが出来ました






by urushisada | 2018-07-07 23:35 | 漆工芸品の仕事 | Comments(0)

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